主要燃焼方式別の比較一覧表は次の通りです。
No. | 燃焼方式 | 助燃料 | VOC 分解効率 | 熱交換器 効率 | 処理 温度 | 除去 性能 | 処理 物資 選択性 | 燃料 消費量 | 最低 自燃濃度 (トルエン) | 適用 VOC濃度範囲 | 設置面積 /重量 | 長所 | 短所 |
I | 回転蓄熱燃焼法 (RTO) | ガス/軽油 | 98%以上 | 80~95% | 800~950℃ | Ο | 無 | 小 | 600ppm | 低~中 | 中/小 |
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II 、III | 回転蓄熱触媒燃焼法(RTO) | 電気 ガス | 98%以上 | 80~95% | 350~400℃ | Ο | 有 | 中 | 600ppm | 中 | 中/中 |
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IV | 直接燃焼法 | ガス/軽油 | 100% | 50~60% | 800℃ 以上 | Δ | 無 | 大 | - | 高 | 大/中 |
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① 被処理ガスは吸気ファンでRTOに供給されます。
処理の流れは、RV入口→分配室→入口側蓄熱体→燃焼室炉内(酸化ゾーン)→出口側蓄熱体→分配室→RV出口となります。
② 蓄熱体を通過する際に熱交換され、燃焼室の温度近くまで昇温されます。
③ 燃焼室では800~950℃で熱分解されます。
④ 排気側蓄熱体を通過することで熱分解された排ガスは入口温度に近い温度まで蓄熱体で熱交換され、無臭化されたものが排出されます。
特徴:VOC全般汎用的に使用でき、臭気ガス600ppm以上ではほとんど助燃料を使用せず、自燃することができます。
① 被処理ガスは吸気ファンでRTOに供給されます。
処理の流れは、RV入口→分配室→入口側蓄熱体→燃焼室炉内(酸化ゾーン)→出口側蓄熱体→分配室→RV出口となります。
② 蓄熱体を通過する際に熱交換され、燃焼室の温度近くまで昇温されます。
③ 燃焼室では350~400℃で触媒酸化反応をし、分解されます。
④ 排気側蓄熱体を通過することで熱分解された排ガスは入口温度に近い温度まで蓄熱体で熱交換され、無臭化されたものが排出されます。
特徴:VOC全般汎用的に使用でき、臭気ガス600ppm以上ではほとんど助燃料を使用せず、自燃することができます。
① 被処理ガスは吸気ファンでRTOに供給されます。
処理の流れは、RV入口→分配室→入口側蓄熱体→燃焼室炉内(酸化ゾーン)→出口側蓄熱体→分配室→RV出口となります。
② 蓄熱体を通過する際に熱交換され、燃焼室の温度近くまで昇温されます。
③ 燃焼室では350~400℃で触媒酸化反応をし、分解されます。
④ 排気側蓄熱体を通過することで熱分解された排ガスは入口温度に近い温度まで蓄熱体で熱交換され、無臭化されたものが排出されます。
特徴:低温で処理でき、また燃料費を低くすることができます。 (塩素、硫化水素の触媒毒に注意が必要です。)
① 被処理ガスは吸気ファンで燃焼炉内に供給されます。
② 燃焼室では800℃以上で熱分解されます。
③熱分解された後、無臭化されたものが排出されます。